千曲市の名湯「戸倉上山田温泉」で信州の暮らしと触れ合う旅

戸倉上山田温泉 温泉
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長野県千曲市は、名前の通り千曲川の両岸に位置しています。日本一長い川は信濃川(全長367km)ですが、長野県では千曲川、新潟県では信濃川と呼ばれています。

千曲川に沿って、信州の山並みを観ながら散歩やサイクリングするのは最高の気分ですが、千曲市はその他にも実に様々な表情を持っています。

日本の原風景のような棚田が広がり善光寺平を見渡すその景観美で有名な「姨捨」地区や、かつては善光寺街道の宿場町として栄え、今も「蔵の街」の面影を残す歴史地区「稲荷山」、毎年春には「一目十万本」と呼ばれるほどの一面のあんずの花を見渡せる「あんずの里」などがあります。

中でも最も有名なのは、「戸倉上山田温泉」です。開湯120年あまりの歴史を持つ信州屈指の温泉地で、古くから善光寺参りの精進落としの湯として親しまれてきました。そぞろ歩きをしながら雰囲気を楽しめる温泉街があります。

そんな戸倉上山田温泉にある亀清旅館は、青い眼の若旦那タイラー・リンチさんが切り盛りする宿として知られています。タイラーさんにはもう一つの顔があり、自身が経営する「ずくだしエコツアー」のガイドとしても活躍しています。

今回は、タイラーさんの案内で、地元の人の暮らしぶりを垣間見るサイクリングツアーや、姨捨の夜景、戸倉上山田温泉街の魅力についてご紹介します。

ずくだしサイクリングツアー

タイラーさんが主宰するずくだしエコツアーでは、サイクリングと街歩きの2つのコースがあります。

ここで「ずくだし」って何?って思われる方もいるかもしれません。

「ずくだし」とは長野県の方言で「めんどうな事をコツコツやる」という意味なんです。

そんな言葉のとおり、戸倉上山田温泉では「面倒なことをあえてする」誇りやこだわりをもって働いている人たちが多くいます。その暮らしぶりが垣間見れるのも、この「ずくだしエコツアー」の醍醐味です。

温泉街を抜けてリンゴ狩りへ

上山田中央公園 包丁塚

温泉街を自転車で走るとほどなく上山田中央公園にさしかかります。

ここでは戸倉上山田温泉の各旅館の厨房で腕を振るった板前さんたちが使っていた包丁を祀る塚があります。戸倉上山田温泉の繁栄の歴史とともに包丁塚の説明をしてくれます。

土壁の落書き

続いて、日常の生活の一コマということで土塀の落書きを見学。アメリカ人からすると相合傘で恋愛成就を願うのってかわいらしいとのことでした。

町中にあふれるポップな落書きからするとレトロ感満載ですよね。

リンゴ園

農道を抜けていくとリンゴ園に。信州はリンゴの産地としても有名で多くの種類、おいしいリンゴが作られています。

信州りんご

農園には、旅館で使わなくなった畳が置いてあります。ゆくゆくは朽ちて堆肥になるって、エコな農業の話もしてくれます。

智識寺

智識時 あじさい寺

智識寺は、聖武天皇によって天平12年(740年)冠着山の東麓に建立され、解体されることなく現在の場所に移設されたと言われています。

かやぶきの本堂を大御堂と言い、その中には身の丈3メートルのケヤキの一木造りの十一面観音像を安置されています。智識寺大御堂・木造十一面観音立像はともに国の重要文化財です。

ここは「あじさい寺」としてもその名を知られ、6月中旬頃から境内周辺にあじさいが咲き誇ります。

智識寺 紅葉

また、秋は紅葉スポットとしても有名で多くのカメラマンが訪れます。

千曲川沿いを走る

千曲川沿いを走る サイクリングロード

そして、山を下ると田園地帯へとぬけ、そのまま千曲川沿いのサイクリングロードにたどり着きます。

このサイクリングロードは、戸倉上山田温泉のおとなり、上田市から長野市まで間の28キロメートルを千曲川沿いに走るもの。平坦なコースのためとても人気があります。

その千曲川沿いのサイクリングコースを抜け、温泉街に再び戻っていきます。

足湯・あんずジャムソフト

足湯であんずジャムソフト

約2時間かけて回ってきた「ずくだしサイクリングツアー」の最後の締めは、温泉街にあるカラコロの足湯で食べるあんずジャムソフトです。

あんずの実

あんずは千曲市の特産品で6月下旬から7月上旬に収穫期を迎えます。この地域では生であんずが食べられることができるんです。

あんずジャムソフト

あんずジャムソフトのジャムは、このソフトクリームのためだけに作られたもので、酸味を活かし甘いソフトに合う絶妙のバランスで作られています。是非食べてもらいたい逸品です。

あんずの里 春

ちなみにあんずの花の時期は、3月下旬から4月上旬で山里全体をピンク色に染めます。毎年この時期にあわせ開催されるあんずまつりには、全国から約20万人の観光客が訪れます。

姨捨夜景ツアー

千曲市のもうひとつの魅力は姨捨駅からの夜景です。この素晴らしい夜景が眺められる信州千曲観光局主催の「姨捨夜景ツアー」があります。

このツアーのボランティアガイドの一人に先ほどから話題のタイラーさんがいます。

姨捨駅からの夜景

姨捨夜景ツアー

善光寺平の夜景を一望できる「姨捨夜景ツアー」は、戸倉上山田温泉に宿泊したお客様の多くが利用するツアーです。

姨捨駅からの夜景

ガイドのタイラーさんからは「姨捨は、お年寄りを捨てた場所ではなく、家に連れて帰った親孝行者の物語なんですよ」と姨捨伝説の話をしてくれました。

姨捨駅は日本三大車窓のひとつに数えられていて鉄道ファンのみならずも訪れたい駅になっています。また、スイッチバックが楽しめる駅としても有名で大勢の方が訪れています。

トランスイート四季島ラウンジ

最近では、JR東日本の豪華寝台列車トランスイート四季島が停車する駅としても名を馳せています。

この姨捨駅からの夜景を見るために作られた四季島専用ラウンジでは、約1時間夜景を眺めながら信州産のワインや日本酒を味わう時間が設けられています。

高村商店

高村商店

姨捨駅から一段上がった場所「姨捨サービスエリア」の夜景を見てもらった後は、味噌蔵たかむらでお土産タイム。自慢のお漬物やお味噌汁の試食を楽しみつつお買い物が楽しめます。

味噌を中心とした商品や地酒、そして千曲市特産のあんずも揃えられ、魅力的な商品にも出会うことができます。

戸倉上山田温泉

善光寺参りの精進落としの湯として昔から親しまれてきた戸倉上山田温泉。その泉質の良さから「美肌の湯」としても知られています。

長野県屈指の温泉地で、50以上の源泉があり湯量も豊富です。また、自家源泉を持つ宿も珍しくなく、客室の浴槽にまで温泉を掛け流ししています。

また、外湯も温泉を掛け流す賛沢さが魅力です。現在では7つの外湯があり地域の人や観光客の憩いの場として人気です。

戸倉上山田温泉は『アルカリ性単純温泉』で刺激が少なく肌にやさしい泉質です。

肌の古い角質をとる美肌効果があり、入浴後はつるつるスベスベに。すぐに効果を実感できるため、女性のリピーターが多い温泉としても知られています。

泉質は無色透明ですが、天候によって乳白色やエメラルドグリーンに色が変わる場合もあり、それも楽しみの一つです。子どもからお年寄りまでゆっくりと体を温められ、安心して入浴できる温泉と評判です。

純和風の亀清旅館

タイラーリンチ 亀清旅館 戸倉上山田

戸倉上山田温泉にある「亀清旅館」は、アメリカ西海岸の港町シアトルで生まれ育った、青い目の若旦那タイラー・リンチさんが主人をつとめる湯宿です。

亀清旅館は、木の温もりがあって昔ながらの純和風の旅館です。露天風呂はタイラーさんのお手製、お湯につかると全身の疲れが自然と消えていきます。

亀清 料理

お料理は旬を大切に季節に合った料理が供されます。またオリジナルのバルサミコ酢のソースがかかった茶碗は、一風変わった洋風にアレンジされています。

芸妓さんとふれあう旅

芸妓 踊り

昔はどこの温泉地にも芸妓さんっていらっしゃいましたが、最近では見けることが少なくなりました。しかし、戸倉上山田温泉は昔ながの芸妓文化が、まだまだ残る昭和レトロな温泉街なのです。

戸倉上山田温泉というと「芸妓さん」というくらいポピュラーな存在なんです。

通常、芸妓さんを呼ぶと、旅館やホテルの夕食のときに唄や踊りを披露したり、お客様と一緒にお酒を酌み交わし、おしゃべりをする2時間のコースになります。

芸妓 こんぴらふねふね

しかし、戸倉上山田温泉では、外国から訪れたお客様用に、夕食の前に踊りの披露とお客様と一緒にゲームをする「芸妓ショー」が用意されています。

食事はゆっくり楽しみたいという外国人観光客のリクエストにより誕生した食事前の約30分の芸妓体験です。

ぜひ、戸倉上山田温泉で芸妓さんの唄や踊りなど、本物の日本の芸を体験してください。

飲み屋街&射的

ほろよい銀座

昭和レトロな温泉街を歩くと、居酒屋やスナックなどの飲食店100件余りが軒を連ねます。

郷土料理のお店から、女性でも気軽に入れるカラオケスナック、懐かしい射的場まで、夜の街にひしめき合っています。

小津射的

昭和レトロな射的場は戸倉上山田温泉に3軒あります。

その中の一つが小津遊技場。1皿10発500円でいくつの標的を倒せるか、友達どおしで競うのも楽しみの一つです。最後のお楽しみに倒した的の数で景品が選べます。

郷土料理おやき

郷土料理 おやき

長野の郷土料理の代表格と言えば「おやき」です。温泉街のそぞろ歩きで小腹がすいたら是非食してもらいたいのがこのおやきです。

おやきっていうと甘辛く味付けした野菜を小麦粉の皮で包み焼いて蒸すのが多いですが、戸倉上山田温泉で長年おやき屋さんをやっている七福では、皮がカリッと焼き上げられ香ばしいのが特徴です。

昔ながらのラーメンや餃子、シュウマイも美味しいので合わせて食べてみてはいかがでしょうか。

あんずの里

春の遅い信州に、あんずの花は桜よりも一足早く咲き、春の訪れを知らせてくれます。なだらかな傾斜地にあんず畑が広がり、ひと目で多くの花が見渡せることから「一目十万本」・「日本一のあんずの里」とうたわれています。

「あんずの里」は、元禄時代に四国・伊予宇和島藩主・伊達宗利公の息女、豊姫が、第3代松代藩主・真田幸道公に輿入れの際に、故郷を懐かしみ持ち込んだ苗が原型と言われています。

お姫さまが、故郷を懐かしんで見た風景をぜひお楽しみください。この写真をご覧いただけば、もう説明は要らないことでしょう。

あんずの里 千曲市

いかがでしょうか、こんな見どころ満載の千曲市と戸倉上山田温泉にぜひお越しください。

※写真提供:亀清旅館/信州千曲観光局

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